紫禁城 太和門  造形礼賛  北京の街角   


午門をくぐり、いよいよ紫禁城の中に入ります。
遠くに見える建物が正殿の太和殿――と思ったのですが、
実はまだこの建物も「門」でした。名称は「太和門」。



またしても、けっこうな距離を歩かないと次の建物には到達できません。
午門を出たところには、金水河と呼ばれる人工の河。欄干などの素材は、白大理石とか。

太和門は、巨大な城壁の上に楼閣が聳える午門などより門の感覚に近いですが、
やはり宮殿のような重厚さを感じます。


中央階段の彫刻も見事です。ここは立ち入り禁止。皇帝専用の階段だったのでしょうか。

太和門から午門を望む。いや、これまたすごい重厚さ。

太和門天井の装飾。金と翠色の緻密なデザインは究極の豪華さですが、
西洋の宮殿のように「お腹いっぱい」の感覚にはなりません。ゴテゴテ感は全くなし。


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