アジアという地域区分 アジアの一滴

マニラの教会と街角 バンコクの寺院と街角
アジアに深く関係する仕事に関わり、
アジアという言葉を好んで使ってるけど、
アジアという地域区分に大きな違和感を覚える時がある。
アジアという概念は単なる欧州中心の視点じゃないのか、と。



「ユーラシア大陸の欧州以外の部分=アジア」
という概念の下、北は日本から西はトルコまで、
多種多様な文化・民族が「アジア」と一括されている現状。
「アジア」とまとめて呼称・思考することで、
逆に偏見や誤解を生じさせる方が多いんじゃないかな。

中国を中心とした漢字文化圏に属する日本にとって
マレー系民族の国やインド、中東を同じアジアと考えるより、
異なる文化・風土の他地域と思う方が、
却って理解が深まるんじゃないだろうか
(狭いセクショナリズムを推奨するんじゃなく)。



何よりも「アジアの一員」である日本が、
欧州中心視点の「アジア」という地域区分に
いつまでも疑問を感じない方がおかしい気もする。

現在のアジアという地域区分、
例えば漢字文化圏以外を「欧州」と呼ぶのと変わりないんだよね。

日中韓越などを「東洋」――というように、
改めて新しい地域区分を案出して欲しいなぁと思ったりする。

ただこのエッセーのタイトルは、
従来の概念に基づいて名付けた。
特にイデオロギーなどに固執するタイプじゃないので、
「アジアという区分は許せん!」といつも思ってる訳じゃないし。
京都も東京もマニラもバンコクも「アジアの一滴」。
そんな感覚で。

Copyright © Goto N.  All Rights Reserved.