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はじめに アジアの一滴

1年365日の時間が漫然と過ぎていく中で、絶対に忘れられない日となってしまった2004年10月29日。

赴任先である南国タイのバンコクで突然、本当に、本当に唐突にわずか32歳で天国に行ってしまった花ちゃん。

花ちゃんはいつも強い優しさを忘れず、他人に寛容で自分には厳しかった。

多くの友人たちに恵まれ、素晴らしいフィアンセと巡りあい――誰からも愛され、

誰に対しても優しさと明るさを惜しまなかった花ちゃんだから、神様の目に止まったのかもしれないけど、

余りにも早い此岸からの旅立ちを促した神様を恨まずにはいられない。

フィリピン編集部に配属後、たぶん会社創立以来、最年少で編集長に就任してロンドン、

そしてバンコクで八面六臂の大活躍。でも決して単なる仕事人間じゃなく、

業務終了後は率先して仲間と騒ぎに出かけ、休日にはダイビングやゴルフも。

職場でも決して威張ることなく、同僚や部下に対して敬意を持って気を遣い、いつも笑顔を絶やさなかったよね。

そんな愛すべき後輩(と俺は勝手に思ってた)の花ちゃんと久々に再会したのがバンコクだった。



フィリピンで会って以来だったから(フィリピンでは、マカティのパブでサンミゲルビールを片手に語り合ったね)、

大きく成長した花ちゃんとゆっくり話するのを楽しみにしてたんだけど、

花ちゃんは毎日仕事に追われ、結局は喫煙室で仕事中に話をしたり、2回ほど一緒に夕食を食べただけ。

でも、俺が仕事中に気分が悪くなった時、忙しいのに介抱してくれたり、

昼ご飯の買い出しに付き合ってくれたり、相変わらず優しかったよな。

スクンビットの中華料理店で開かれた会社の飲み会も印象に残ってる。

外の庭で煙草を一緒に吸って他愛ない話で盛り上がり、

その横でブランコに乗りながらこちらを優しい眼差しで見つめる愛すべき同僚のななちゃん。

あの時の3人の笑顔、あの時のイメージ、

あの時のバンコクにしては涼しかった夜風の心地よさは永遠に忘れられない。

編集部のみんなと「今度、忙しい花ちゃんを誘ってどこどこに行こう!」とか計画を練っていた矢先だったのに、

まさか一人で先に――。


このホームページに関しても、花ちゃんには感謝の気持ちでいっぱいなんだよ。

花ちゃんと、最愛の妹であるななちゃん、花ちゃんのご両親に初めて自分が撮った写真を誉めて頂き、

すっかり埃で覆われていたこのホームページを改めて見直すきっかけを与えてくれた。

これからもずっと花ちゃんはこのホームページを見てくれるだろうから、

素人なりにいい写真を撮って「あの写真良かったですよ〜」と言ってもらえるようにがんばるね。

ん? フィリピンの写真が少なすぎるって? ごめん、ごめん。また近いうちに写真撮りに行ってくるよ。

バンコク編集部の喫煙室でもいつもマニラやフィリピンの話ばっかしてたよね。

今度一緒に行こうって計画も考えたり。

花ちゃんに対する想い、感謝の気持ちは書き切れないけど、

ここではホームページの管理者として改めてお礼が言いたくて、

このコーナーでその気持ちを書かせてもらった。誤字脱字、ないよね?(笑)。ちゃんとチェックしてね。

これからも、時間がある時は造形礼賛に目を通してください。

取りあえず去年取り溜めしてきたマニラの写真をまたアップするからさ。


花ちゃん、フィリピンに行ってきたよ! それもご両親と一緒に!

ていうかたぶん花ちゃんも同行してくれてたよね。

パサイロードの「T」で、ご両親と花ちゃんの仲間達が歓談している光景、見てたもんね。

花ちゃんがこよなく愛していたフィリピン、たぶんご両親も日本でのイメージと全く違う素のフィリピンをご覧になり、

俺たちと同じようにフィリピンのことを好きになって下さったと思うよ。

「もっと良いところをアピールしてください」っていう、花ちゃんの声も聞こえたし(笑)。

花ちゃんがよく行ったアニラオの海も、両「K」さんのご厚意で連れて行ったもらった。

風も波も穏やかで透き通るような青空、本当に綺麗な海だった。

花ちゃんの話をした時だけ、浜辺に打ち寄せる波がちょっと強くなったのはきっとメッセージだったんだよね。

自分にとってもフィリピンは「第2の故郷」、これからも行くと思うんで、またそのときは「T」で乾杯しよう!


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