妙心寺  京都の庭園 地図衣笠、御室界隈の庭 




46の塔頭(境内に建つ子院)が並ぶ日本最大規模の禅刹、妙心寺
広大な境内の南側に、方丈、法堂、仏殿、三門が一直線に並び、
禅宗の典型的な伽藍配置が見事に残されている寺院は、全国でも稀少です。
観光寺院としては、少し地味な存在ですが、京都では「花園」(地名)と言えば妙心寺が連想されるほど、大きな存在。
大徳寺と並ぶ庭の宝庫でもあります。






     東海庵南庭・西庭 坪庭
     
白砂だけが広がる簡素な方丈前庭の「白路地の庭」をはじめ、西側の苔庭、坪庭禅宗を象徴する名庭の宝庫として有名です。






桂春院


方丈の回りに、露地庭の「侘の庭」など4つの趣が異なる庭。国の史跡・名勝です。苔が美しい!






大法院

新緑と紅葉の頃に特別公開されます。露地を覆う苔が幽玄な美しさ






衡梅院

広々とした苔庭と茶室横の露地、ともに庭園の美しさを堪能できます。特別公開寺院。






麟祥院


江戸城で大奥制度を創始した女傑・春日局の菩提寺。小ぶりながらも味わい深い庭は秀逸。特別公開寺院です。






大雄院

こちらも特別公開寺院。「だいおういん」と読みます。深い苔に覆われた客殿南側の庭が印象的






退蔵院

室町期絵画の傑作「瓢鮎図」で有名な寺院。庭園では、立体絵画のような「狩野元信の庭」、中根金作が作庭した「余香苑」。ともに傑作です。






玉鳳院  龍泉菴

玉鳳院は、妙心寺最古の塔頭で、最も神聖な場所とされています。
龍泉菴は方丈南面の庭が広々として気持ちいいですが、襖絵なども印象に残っています。






大心院

中根金作の阿吽庭(あうんてい)は穏やかな曲線が特徴






龍安寺

石庭で有名な龍安寺も、妙心寺の境外塔頭(境内から離れて建つ塔頭)です。

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