修学院離宮    御所・離宮

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京都の庭園と伝統建築

 

 

比叡山の麓、修学院の地に江戸時代初期の後水尾上皇が造営した山荘が修学院離宮。

離宮は上御茶屋中御茶屋下御茶屋の大きく3つに分かれ、その間を背の低い松並木が結んで風景と一体化した田園が山荘を取り囲みます。

後水尾天皇が精魂を傾けて創り上げた修学院離宮はまさに「帝王の庭」。他の日本庭園に類を見ないその雄大なスケールが最大のみもの。

空と山の間に創られた人工の地平線、上御茶屋西浜に夕陽が沈む時の神々しい光景は時空を超えています。





下御茶屋(下離宮)



参観者の待合所から出て最初に誘導されるのが下御茶屋(下離宮)

下御茶屋の御幸門をくぐると、左手に寿月観の車寄せが視界に入ります。

白川砂が敷き詰められた中に飛び石が置かれた様は「いと雅びな」趣。
寿月観の周囲に拡がる庭園は、石組み、流水など見応えあり。





中御茶屋(中離宮)



下御茶屋を出て前方に延びる松並木の道を通り、中御茶屋に。

松の木の向こうには、敢えて残された田園と比叡山。雄大な借景に心を奪われます。


5分ほど松並木を歩くと中御茶屋、石段を上って中門を入ると朱色の壁が美しい楽只軒と客殿に到着します。客殿の霞棚、杉戸の鯉は必見。

楽只軒の前および周囲の庭園、自己主張しない石組みが枯淡な味わいとともに雅やかな雰囲気を醸し出しています。






上御茶屋(上離宮)



中御茶屋を後にして、再び松並木の道に戻り、坂道を歩くこと約10分。

息が切れそうになる少し前、ようやく上御茶屋の御幸門に到着します。さらに石段を上がると目の前には・・・・・。


上御茶屋の中心に位置する人工池の浴龍池、周囲を囲む人工の堤防が空と池の地平線を形作り、壮大で神秘的な光景が拡がります。

隣雲亭から坂道を降り、中島に渡って再び上り坂を上がったところに立つ建物は窮邃亭。創建当時の姿を保つ唯一の建物だそうです。


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建物、庭園の解説などについては、「財団法人 伝統文化保存協会」刊行の「修学院離宮」を参照させて頂きました。