大阪の近代建築 ―大阪モダニズム―

はじめに
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大阪のイメージにも書きましたが、この写真を見て「大阪」と分かる人はどれだけいるのか――。
地方の人だけでなく、たぶん地元の人でも、大阪の都心はあまり知らなかったりします。
これだけの巨大都市で本当の姿が地元でも全国でも知られていない街は珍しいのではないでしょうか。
マスコミが放映する大阪は決まって道頓堀や通天閣(それはそれで魅力的ですが)。
大阪本来の面影を少しでもお伝えするため、
堂島や中之島、船場をはさみ、北のターミナル、梅田から南のターミナル、難波まで。
個人の勝手な視点で大阪の近代建築、都心の風景を見直してみました(MAP)。


主要駅



このホームページで何回も触れていますが、大阪の駅は鉄道ファンでなくても一見の価値あり。
私鉄を中心とするターミナルは、おそらく大阪が世界最大の規模を誇っているのでは。



堂島・中之島 大阪市中央公会堂



中之島には中央公会堂府立図書館などの名建築が集まるだけでなく、
朝日新聞や関西電力、住友系企業の本社が位置する経済の中心です(MAP)。
江戸時代に世界初の米市場が開設された堂島は、梅田から地下街で約10分。
こちらには、毎日新聞やサントリーなどが本社を置いています(MAP)。
上の写真は御堂筋に架かる大江橋。重要文化財です。



淀屋橋 四つ橋筋・なにわ筋 住友本店(住友ビルディング)



堂島から中之島を経て、橋を渡れば淀屋橋。
江戸時代からの経済の中心地で、今でも旧住友本店や日本生命の本社が偉容を誇っています(MAP)。
淀屋橋の西側には、御堂筋と並行して走る四つ橋筋。
近代的なビルが並ぶオフィス街ですが、こちらにも堂々とした戦前からの建築物が健在です。
四つ橋筋の肥後橋周辺には土佐堀、江戸堀などの地名が残り、水運で栄えた大阪の歴史を思い起こさせてくれます(MAP)。



御堂筋 船場・三休橋筋 本町



キタの梅田からミナミの難波を結ぶ、大阪の大動脈。
地上には企業の本社、支店が並び、道路の下には地下鉄で日本最大の乗降客を誇る御堂筋線が走ります。
商都大阪の象徴「船場」を通る三休橋筋は、御堂筋堺筋の間。綿業会館など、大阪の繁栄を偲ばせる近代建築の宝庫です。



北浜 
堺筋 



淀屋橋・御堂筋の東に拡がる株の街。以前ほどの活気がなくなったのは少し寂しいですが、
大阪証券取引所(上の写真)はいまでも北浜の顔(MAP)。
北浜から南に延びる大通りは堺筋。御堂筋が完成する昭和初期までは、
こちらが大阪のメインストリートでした。今でも歴史的建築物が多いのはその名残です。





繁華街(キタとミナミ)

梅田(キタ 阪急百貨店梅田本店



1日に250万人以上が集まる大ターミナルで、今でも開発が進行中。
大阪経済の地盤沈下を懸念する声が強い中、梅田だけは一極集中がさらに進み、ますます肥大化しています(MAP)。



心斎橋 大丸百貨店心斎橋店





心斎橋は大阪を代表する商店街ですが、個人的にはやはり大丸のイメージが強い。
ミナミの繁華街は心斎橋から南に拡がり、難波まで縦横無尽にお店が並んでいます。アメリカ村も近く(MAP)。



道頓堀 大阪松竹座



心斎橋筋を南下するとグリコのネオンで有名な道頓堀。いつも人であふれ、歩いているだけで楽しい(MAP)。



難波・千日前 高島屋大阪店/南海難波駅



道頓堀をさらに南に進むと、そのまま難波・千日前。
南海難波駅まで、心斎橋周辺より庶民的な店が軒を連ねています。何でもありの楽しさ(MAP)。


新世界



都心から少し離れますが、新世界は通天閣を中心に拡がるエリアを指します。
映画館や大衆演劇場、串カツ屋などが並びますが、食べ物屋の値段はめちゃめちゃ安い! 
最近は観光客が急増(MAP)。



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