阪急梅田駅 阪神間モダニズム 

造形礼賛  小林一三翁  


阪急百貨店 大阪の近代建築 梅田・堂島 百貨店の近代建築  設計:竹中工務店、阿部建築事務所 施工:竹中工務店 竣工:昭和4年、11年 嗚呼、阪急電車


外観もいい味を出していました。ターミナルデパート第1号として貴重な建物だったと思うのですが・・・・。



2009年12月31日時点での新しい阪急百貨店外観です。

私鉄では最大規模のターミナル、阪急梅田駅。
9号線までずらりと並んだホームに、上品なダークブラウンの電車が発着する光景は壮観です
(ちなみに車内は木目調。吊り広告も週刊誌はたぶん「品位に関わる」(?)との理由で禁止と訊いたような)。
40年前にこのホームが誕生し、自動改札が全国に先駆けて並んだ先進性と近代性は凄いです。地下街には当時としては画期的な「川」や「滝」が流れていました。
宝塚歌劇や東宝を生み、初めて自動改札を導入するなど、戦前から他社に先がけて独自の「私鉄文化」を生み出し、それを保ち続けてきた阪急。

旧コンコースをどのように保存するかで、最近「先進性とともに古き良き香りを保つイメージ」がなくなりつつある感じがする阪急の真価が問われそうです。


Copyright © Goto N.  All Rights Reserved.