御堂筋  大阪の風景  大阪の近代建築 


大阪のど真ん中を南北に走る御堂筋。
片道7車線?の広い道路の両側に、高さを統一したオフィスビルが延々と並びます
(上の写真は、「南御堂」とともに御堂筋の由来になった「北御堂=本願寺津村別院 MAP)。




いまでも大阪経済の中心地として、サラリーマンやOLで活気に溢れるこの界隈なのですが、
数字の上では大阪経済が全国に占めるウェイトは低下する一方とか。
確か70年代前半まで大阪の卸売販売額は東京と並んでいたような気がするのですが。

経済だけが都市の指標ではありませんが、

やはり大阪は他の地方都市とは歴史的にも大きく異なり、経済あっての大阪。
その経済力があったからこそ綿業会館などの贅を尽くした重厚な建築物も生まれたのではないでしょうか。
「庶民的でおもろい街」だけでなく、「市民の活気に満ちた経済の中心地・大阪」に
いつか再び返り咲く日を楽しみにしています





大阪瓦斯ビルディング(ガスビル) 設計:安井武雄 竣工:昭和8年 MAP



戦前にしてこの斬新さ。世界的な名作です。



芝川ビル 設計:渋谷五郎、本間乙彦 竣工:昭和2年 MAP



小振りながらも堂々とした存在感を誇る芝川ビル。大阪モダニズムの象徴的存在です。


板谷歯科医院  竣工:大正時代 MAP




清水猛商店  竣工:大正13年 MAP



瓦屋根とランプの対比がモダンですね。

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