大坂城界隈 大阪の近代建築 

大阪のシンボル的存在である大坂城。

近世大坂の礎を築いた太閤秀吉が建てたことから大阪のシンボルとなっているみたいだけど、

なんか変。

商人の都として発展してきた大阪に政治的な権威は全く異質と思うんだけど、

その辺は「庶民の街」に誇りを持つことと矛盾しないのかな。

大阪を愛している!と声高に叫ぶ人たちにはいろいろな矛盾があっておもしろいですね。

ま、そんなことはともかく、大阪城界隈には味のある近代建築2棟があり、

ともに旧日本軍の遺跡として必見です!

ただ、2棟ととも保存状態も良くないみたいで、解体を待っているような雰囲気なのが気がかり。

建築学的にも歴史学的にもすっごく貴重な存在と思うので、

保存または有効活用を期待したいです。

ちなみに大坂城天守閣は昭和の再建。立派な近代建築なのでここに掲載します。


旧砲兵工廠化学分析所

設計:砲兵工廠建築課(置塩章)

竣工:大正8年

京阪・地下鉄天満橋駅から徒歩5分

中央区大阪城3-30


旧砲兵工廠守衛所

京阪・地下鉄天満橋駅から徒歩5分

化学分析所(↑)の向かい側


大坂城

竣工:昭和6年

地下鉄谷町四丁目から徒歩10分 

中央区大阪城1-1


旧第4師団司令部

(前大阪市立博物館)

設計:第4師団経理部

竣工:昭和6年

地下鉄・阪急天神橋筋六丁目から徒歩7分 

中央区大阪城1-1


Copyright © Goto N.  All Rights Reserved.