雑司ヶ谷旧宣教師館(J.M.マッケーレブ邸)

目白・池袋 東京の近代建築

豊島区最古の洋館、というか東京では貴重な木造の洋館。

いかにも明治に来日して移住した知識人の邸宅という感じ(いい意味で)。

豊島区が保存・管理するまで民間企業が使用していたそうですが、

豊島区がちゃんと補修したのか手入れが行き届いています。

玄関ポーチの「方杖」(ほうづえ)など、

簡素ながらも個性的な造り(「大工ゴシック様式」と言うそうな)が

各所に見られ、かなり見応えがあります。

Note:

設計:マッケーレブ  竣工:明治40年

地下鉄有楽町線東池袋駅10分 豊島区雑司が谷1-25

 


 

一見すると単純明快な造りのようですが、意外に凝った部分も。全体的に窓が多く採光に配慮されているのはよくわかりますが、

下の写真のように打ち出し部分に窓がない箇所があったり(お風呂だったかな)。

 

暖炉。左右の花柄(?)が素敵すぎる。

庭側は一面窓。冬でも暖かそう。

 

白い板に深緑の窓枠、垂直だけではない窓の細枠。ちょっとしたシンプルなデザインが心地よさをさらに引き立てているような。


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