豊郷小学校の建て替え問題でも有名なった
ウイリアム・メレル (W.M.) ヴォーリズは、米国人宣教師として来日。
滋賀県近江八幡市を拠点としてキリスト教の伝道活動に携わる一方、
慈善事業、厚生事業(メンソレータムの販売など)のほか、
近代建築の設計にも大きな足跡を残しました。
ヴォーリズが設計した建築物は大学、教会からオフィスビル、
百貨店に至るまできわめて多彩。
現在でも現役として使用されている建物も少なくありません。
近江八幡市のヴォーリズ旧宅を後にするとき、
玄関に靴を履くための木製の長椅子が設置されていることに気付きました。
木の温かさ、座り心地の良さ(微妙に勾配が付けられている)を感じたとき、ヴォーリズの「隣人」に対する細かい心配りに感心したものです。
その温かさ、優しさがいまでも残るヴォーリズ作品の魅力、
親しみやすさに繋がっているような気がします。
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