瑞聖寺  

高輪・白金 東京の庭園  MAP 
 



江戸で最初に建立された黄檗宗の寺院。
大雄宝殿など境内の雰囲気は京都・宇治の萬福寺
共通するものがあります。
高層マンションに囲まれた界隈でいかにも「お寺」という雰囲気が楽しめるのは貴重。
以前は黄檗宗の雰囲気に浸りたくて、何回か訪れていたのですが、数年ほど足が遠のき、久しぶりに訪れたところ、
なんと、極めてシンプルな水鏡の庭が創られていて、驚きました!









隈研吾氏が設計した庫裏(くり)に囲まれた水鏡の池。
他の場所では邪魔に思える周囲の現代風建築も、水の中に取り込まれると新たな造形美となり、また違う美しさに。






水鏡の池に立つ1本の木












隈研吾氏が創った、木の建築の美しさと水、そして自然木を組み合わせた現代の名庭です。









大雄宝殿から眺める水の庭。大雄宝殿前の月台(げったい。建物の前の空間)に似せた正方形の島と
一本の木が浮かぶ、一面に水を張り巡らせたシンプルな構成は見事ですね。









この凜とした美しさは、黄檗宗の名刹に相応しい庭になっていますね。










以前知り合いがすぐ横のマンションに住んでいて何回かそこを訪れたのに、
瑞聖寺には当時一度も訪れたことがありませんでした。

特に黄檗宗の雰囲気が大好きな自分にとって、存在を知らなかったとは後悔の塊です・・・・。









巨大な伽藍ではありませんが、近づくと歴史の重みがずっしり。とても端正な建築です。東京では貴重な重要文化財






大雄宝殿(だいおうほうでん)には萬福寺と同じく魚椰も






龍の背骨に見立てられた菱形の敷石。瑞聖寺では月台(大雄宝殿前の空間)に並んでいます。





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