高輪・白金 東京の近代建築 MAP 造形礼賛
明治時代から、高級住宅地として知られる高輪。 洋風建築も競ってこの地域に建設されました。 代表的な存在の明治学院には、往事の面影を残す近代建築が3棟残っています。 明治学院から歩いて数分の場所に建つ高輪消防署二本榎出張所。 昭和初期に建設された消防署建築の白眉です。「船」をイメージして設計されたとか。 皇族や財界有力者の豪邸も。 三井財閥の重鎮だった朝吹常吉氏の邸宅(現・東芝高輪倶楽部)はW.M.ヴォーリズの設計です。 高輪東芝倶楽部から少し離れますが、 泉岳寺にはもう一棟のヴォーリズ建築「キリスト友会」のフレンズセンターが残っています(住所は三田)。 グランドプリンスホテル高輪(旧・高輪プリンスホテル)には旧竹田宮邸。 片山東熊設計の重厚な建築です。 高輪に隣接する白金台には、朝香宮も邸宅を構えていました。 アールデコ様式の洋館は、東京都庭園美術館として一般開放されています。 高輪、白金界隈には伝統建築や庭園も点在しています。 明治学院の近くには、実業家・久原房之助氏邸の庭園を残す八芳園。 八芳園の斜め向かいには、重要文化財の本堂を持つ瑞聖寺が静かに佇みます。 東芝高輪倶楽部の近くには東禅寺。幕末にはイギリス公使館が置かれていたそうです。 |
K氏邸 | 高輪教会 | 東大医科学研究所 |
|
設計:木村春東 |
設計:岡見健彦 |
設計:内田祥三 |
|
||||
Copyright © Goto N. All Rights Reserved |