毘沙門堂 

 天台宗、びしゃもんどう、京都市山科区

 

京都市街の隣、山科盆地の最北に位置する毘沙門堂。春は桜、秋は紅葉の隠れた穴場として 知られています。

七福神の毘沙門天を祀ることから毘沙門堂と呼ばれていますが、

庶民的な名称とは異なり、皇子や皇族が入寺する門跡寺院として高い格式を誇ってきました。

宸殿北庭は「晩翠園」と称する江戸初期の回遊式庭園。

心字池を中心に亀石や千鳥石が配された構成を、庭に下りて鑑賞することができます。

 

晩翠園

勅使門

宸殿

唐門

本堂

  宸殿の襖絵はすべて狩野探幽の高弟、狩野益信(駿河台派の始祖)の作。

どの角度から眺めても、観る者が中心にいるように思わせる逆遠近法が採用されているそうです。

 JR琵琶湖線・山科駅から徒歩15分