神戸元町・海岸通・旧居留地 MAP 

阪神間モダニズム ヴォーリズの建築  神戸の近代建築



日本最大の商工業都市として繁栄した大阪とともに、
東洋一の貿易港として賑わった神戸の中心部、旧居留地






旧居留地の最南端を走る海岸通には、わずかな距離に数棟の近代建築が残っています。
最も東側に位置するのは、チャータード・ビル。モーガンの設計です。






その横に建つビルは神港ビルジング。川崎汽船の本社ビルとして建設されました。
塔屋部分はアメリカンモダニズムの象徴とされています。






海岸通で最も目を惹く商船三井ビル。渡辺節の名建築です。
阪神間モダニズムを象徴する華やかさ。同時代の国内建築物と比べても、洗練された印象です。






商船三井ビルの西隣は海岸ビル(旧三井物産神戸支店)。阪神大震災でほぼ全壊しましたが、
外壁を残して再建されました。貴重な保存例です。





 by 「Yuky R

海岸通の絶好の撮影ポイントである歩道橋を越えると、神戸商船ビル。
阪神大震災の前年に改修工事を終えていたため、ほとんど地震による被害はなかったそうです。















少し東に戻り、海岸ビルと商船三井ビルの間を山側に進むと、ヴォーリズが設計した旧居留地38番館。
大丸神戸店の南館として使われています。隣接する建築物(大丸2、3号館)も歴史的建造物との調和を意識し、外観保存。



 
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旧居留地の建築保存・活用で大きな役割を果たしているのは、大丸百貨店。
商船三井ビルをインテリア館として使用したり、街全体で統一的な店舗を展開しています。

百貨店が先導して、古くからの街を活性化させる試みは素敵ですね。

大丸本体の建物は現代建築ですが、回廊を設けてカフェスペースを創り出すなど、
上品でレトロな空間づくりに成功しています。大人の貴紳と婦人が多いのは神戸らしい余裕の現れ?。




その他の主要建築物

 
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旧アメリカ合衆国領事館(旧居留地15番館) 重要文化財
 明治13年



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神戸市立博物館(旧横浜正金銀行神戸支店) 
桜井小太郎設計 昭和10年



 
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旧神戸住友ビル
 長谷部鋭吉設計 昭和9年





旧神戸火災海上保険ビル 昭和10年





旧オール商会ビル(現・丸亀組社屋) 昭和初期



 
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黄昏のメリケンパーク。海岸通りから歩いてすぐです。海から眺める神戸の街も魅力的


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