霊雲院    京都の庭園  MAP  東福寺





東福寺の塔頭で、重森三玲が作った独特の庭を持つことで有名。
「九山八海の庭」(南庭)は須弥山に見立てた「遺愛石」を中央に置き、砂紋を周囲に拡げて、蓬莱世界を表現、
さらに西側の「臥雲の庭」は茶褐色の鞍馬砂など、さまざまな砂を用いて模様を付け、雲を表しているのだとか。
これらの庭も見応え十分ですが、個人的には露地庭の風の造作に惹かれます。






塔頭としての歴史は、1392年に岐陽方秀が建立したときに始まります。当初は不二庵と呼ばれていたそうです。








「九山八海の庭」(南庭)。「遺愛石」は細川忠利の子・光尚から贈られました。








斬新なデザインの「臥雲の庭」。好き嫌いは別れるかもしれませんが、独創的で味わいがある庭と思います。








なお、霊雲院は日露戦争中、ロシア人捕虜の収容所としても使用されたという嘘みたいな史実もあります。 奥が深いな。



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