東寺観智院
東寺真言宗(東寺境内)、かんちいん、京都市南区 地図 京都の庭園 桃山文化の庭
東寺(教王護国寺)教学の場として創建された観智院は、北門を出たところに位置します。
壮大な東寺の境内の一画を占める塔頭ですが、
住宅建築の遺構として貴重な1605年に建立された客殿(国宝))や五体虚空蔵菩薩像をはじめとする文化財、
客殿の南庭(涅槃禄)、中庭(四方正面の庭)、茶室「楓泉観(ふうせんかん)」の露地など見どころが多数。
文化財とさまざまな形式の庭が凝縮された珠玉の寺院です。
四方正面の庭
客殿とともに桃山時代につくられたと伝えられる四方正面の庭。
どこから観ても、庭の正面になるようにつくられました。小規模ながら、桃山時代の華やかさを伝える名庭
茶室「楓泉観」
客殿の横に移築された茶室「楓泉観」。名画に彩られた襖絵だけでなく、露地も端正な美しさを湛えています。
涅槃禄(長者の庭) 旧・五大の庭
真言密教の宇宙観を具象化した「長者の庭」は2017年の作庭。それ以前は空海が宋から帰国する様子を描いた「五大の庭」となっていました。
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