大徳寺 興臨院方丈前庭・西庭  興臨院トップ   地図  京都の庭園  50音順一覧  京都の枯山水
     








方丈の南側に広がる庭は陽当たりも良く、開放的な雰囲気









白砂の上に掛かる木の影は、陽の光がつくり出す自然の造形美






中央部につくられた石庭は中根金作による復元。中国の神仙思想に基づく「蓬莱山」を表した石組みと白砂で構成されています。









仙人が住むとされた蓬莱山を具象化した造形は多くの寺院で確認できますが、
石橋の位置が高めに設定されているところが、他の庭園の石組みであまり見掛けない特徴かもしれません。






ちなみに以前は石庭の背後に竹垣が設えられていました。
個人的には、(竹垣が取られた)今の方が重厚さも引き立つ印象で好きかな。庭の背後はシンプルな方が美しい






全体的に穏やかで、柔らかい印象を与えるのは中根金作の庭に共通していますね。






方丈西側の苔庭。絶妙な位置にさりげなく置かれた井戸などが、自分の中では「大徳寺ならでは」と思えるんですよね。









以前訪れた時の写真を観ると、西庭には苔だけではなく、白砂が敷かれていたんですね。こちらの構成も好きだな。


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