

大宮御所の潜り門を抜けると、目の前に拡がる仙洞御所の「北池」。



雄大な光景に息を呑みます。中央遠方の山は東山連峰。市内のビルなどは一切視界に入りません。
どこまでも静謐で、まさに鑑のような水面が印象的です。




北池を左に進むと、阿古瀬淵。六枚橋と呼ばれる石橋と池に浮かぶ岩島があります。
「阿古瀬」とは、ここに邸があったとされる、紀貫之の幼名に由来するとか。



池の縁をよく見ると、至るところで石組みに工夫されていることもわかります。

橋が重なって連なる構図


北池の小島(鷺島)をつなぐ橋。やや単調になりがちな北池の風景のアクセントになっています。
下の八つ橋は切石を二本ずつ稲妻形に並べたもの。1914年に架け替えられました。
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