平安神宮神苑  平安神宮の桜


小川治兵衛の庭園  平安神宮界隈の庭 京都の庭園  MAP






高校の友達と初詣に行って以来、久しぶりに訪れた平安神宮。
参拝した日は、コロナ禍よりはるか以前の昼下がりだったと思うのですが、
なぜか参拝客がとても少なく、人がいない貴重な風景を堪能できました。
写真は平安京の応天門と、大極殿を8分の5に縮小復元した外拝殿。平安京の内裏はこんな感じだったんですね。
緑色の碧瓦(へきがわら、緑釉瓦)と朱色の柱の組み合わせがいかにも王朝風。










平安神宮の庭「神苑」は、拝殿や回廊を取り囲む形で作られた広大な庭園。
中神苑、東神苑、西神苑、南神苑の大きく4つに分けられますが、
ただメインはやはり池(栖鳳池=せいほういけ)に架けられた橋殿(泰平閣)がある東神苑でしょうか。







鶴島と亀島の向こうに浮かぶ泰平閣。七代目小川治兵衛が作った庭の中でも、最も「華」がある景観ですね。









泰平閣の前には鶴島と亀島。木々が生い茂ってどちらが鶴島なのか不明ですが、栖鳳池の大きなアクセントになっています。








橋殿から観る栖鳳池と尚美館(貴賓館)。誇張なく、絵画のような美しさ






広々とした栖鳳池。境内にここまで広い池があるとは、庭に入るまでは想像できませんでした。







松が枝の間から望む泰平閣も一枚の絵はがきのようで、この部分だけを切り取ってずっと眺めていたいような感覚に









橋殿の入り口付近ではわずかに紅葉も。












石橋や絶妙な間隔で配置された飛び石、橋殿以外の栖鳳池の見どころ










中神苑の沢飛石(臥龍橋。なぜか名前に「橋」が付けられています)






西神苑の白虎池。水面が鏡のように周囲の木々を映し出していました。
この風景もとても綺麗だったのですが、「公園としての美しさ」。
平安神宮の神苑での日本庭園としての見どころはやはり泰平閣のある東神苑が圧倒的な存在感ですね。







庭園を出て再び境内へ。本当にこの日は人がいなくてうれしい驚き
(天気も良かったのになぜこれほど人が少なかったのかは思い出せないのですが)。
写真は白虎楼と対になる蒼龍楼。ちなみに白虎は西、蒼龍(青龍)は東の方角を指します(北は玄武、南は朱雀)。







こちらの建物は結婚式場の神楽殿






平安神宮を後にするときに振り返って写真を撮った応天門。
訪れた当時はそれほど庭に興味がなかった時期なので、あらためて平安神宮に訪れたいですね。
有名すぎる観光地なので、却ってあまり出掛ける機会はありませんでしたが、

平安京の在りし日の姿を再現した平安神宮は京都御所と通じる雅やかな雰囲気に包まれていました。



平安神宮の桜





平安神宮の境内図(平安神宮の公式ホームページから引用)

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