大極殿本舗六角店「栖園」 三条・四条通の坪庭 京都の坪庭・露地 地図 京都の庭園

明治時代に創業の菓子店が中京(なかぎょう)の真ん中、六角通で営業する茶寮「栖園(せいえん)」。
元々はカステラで有名な店だった記憶がありますが、
この茶寮では柔らかな寒天に月替わりで異なるシロップをまぶした「琥珀流し(こはくながし))」で有名。
いつも行列ができるほどの大人気です。琥珀流し――ネーミングも美しいですね。

店内には瀟洒な坪庭を囲む形で客席が設置されています(椅子席と座敷席)。

琥珀流しをはじめとするお菓子を坪庭を観ながら食べることができるのは京都ならでは


座敷席からの眺めが「正面」になるのかな。水鉢で泳ぐ金魚は「静」の雰囲気に華やかな「動」をもたらす貴重な点景

井戸の辺りの陰影も美しく。限られた面積につくられた庭ですが、とても味わい深い造形になっています。
京都で数多くの名園の改修などを手がけた曽根造園が2003年に整備しました。

ちょっとしたスペースにも、洗練された造りの坪庭
お茶席用に買って帰った干菓子。美味しかったです。

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