フォーシーズンズホテル京都 「積翠園」 



東山五条~七条の庭園
 地図
 ホテルの庭 かつての積翠園






紅葉の庭園

「フォーシーズンズホテル京都」の池泉庭園、積翠園(しゃくすいえん)。
平清盛の嫡子、平重盛(小松殿)の邸宅にあった平安時代末期の庭園が、今に伝えられています。
ホテルの雰囲気を堪能するだけではなく、ホテルの敷地になる前に一度訪れたことがあったので、
どのように変わったのかを確認するのも楽しみでした(→以前の積翠園









大池を中心とする積翠園とホテルの客室棟。
草木が生い茂り、鬱蒼としていた以前の姿からすっかり様変わりし、美しく整備されていてびっくり。









原型を残しながら整備されたとのことですが、以前に訪れた時がかなり前だったこともあり、
この場所は昔の庭のどの辺りだろうというのが全くわからなかったです(笑)。



以前の庭の写真にもかすかに九輪の塔が写っているのですが・・・・。








低層のホテルの建物と見事にマッチした庭園に生まれ変わり、積翠園はまた新たな時代へ。








テラス近くの入江部分。一個の石が大きな存在感。紅葉の季節はさらに華やかに。
確か以前の庭に滝はなかった気がしたので、公式サイトを調べてみると、
フォーシーズンズホテルが重森三玲の作図を基に再現したとのことでした。






庭園の見どころの一つである夜泊石。
夜泊石とは数個の石をほぼ直線に並べた石組みで、
神仙思想の蓬莱島に向かう舟が寄るに停泊している姿を表します。
庭の造営から長い年月の間に何回か修復、整備されても重要な庭園の要素はそのたびに保存されていることに
どの時代であっても日本人が文化財の保存に強い熱意を持っていたことを感じさせます。












こちらは和風のラウンジ「楓樹」と茶室「積翠亭」。
楓樹は庭に張り出した数寄屋造りの瀟洒な建物で、アフタヌーンティーはお勧めです。
茶室「積翠亭」は京都出身の建築家、山本良介氏の設計。茶道も体験できます。






茶室「積翠亭」の清冽な趣の蹲踞(つくばい)








茶室「積翠亭」の園路は露地風の造りに








朝の陽射しを浴びて、美しい意匠がさらに引き立つ下地窓





茶室の先、池の最西端はプライベートエリア。その部屋の宿泊者以外は立ち入りできません。
直線の護岸が美しいですね。






女坂から玄関までは竹に覆われた一本の径








エントランスに作られた現代風の和風庭園。古さを感じさせず、しかし伝統を踏襲した「凜」とした造りに








館内につくられたオブジェも日本庭園の美しさをモチーフに。
どれも日本の伝統美を新たな「かたち」に表しています。






12月初旬には真紅の紅葉が迎えてくれます。紅葉の積翠園



     
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 京都国立博物館     ザ・リッツ・カールトン京都  


 
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