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四神(青龍、朱雀、白虎、玄武)を配した庭(詳細な説明は公式のホームページで)のうち、
圧巻はやはり朱雀に相当する「依稀松(いきまつ)の庭」。写真に収まらないほど、長く伸びた見事な松の枝に感動します。
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参拝客が途絶えた堂内から、しばらくこの絶景を独占して眺めることができる幸せに浸りました。
広々とした庭を埋め尽くす苔、緑一色の世界で際立つ紅葉の美しさ
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改めて庭を眺めると、植栽に埋もれた石橋と蹲踞(つくばい)、石灯籠などが絶妙な位置に配されていることに気付きます。
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苔庭すれすれに架けられた石橋と石灯籠
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そして何より目を惹いたのは、庭の真ん中に配された蹲踞。茶庭での決まりとされる役石も備えた、本格的な作り
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でもどうして庭の中に蹲踞が?と思い、近くにおられたお寺の方にお尋ねすると、
「蹲踞は身を浄めるために欠かせないもの。このため(実用と言うよりは精神的な意味合いで)一華院の庭にはすべて蹲踞、手水鉢が置かれています」
と説明していただきました。確かにほかの庭にも必ず蹲踞が設置されています。
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色合い、形とともに見事な造形の蹲踞。そういえば、鎌倉の一条恵観山荘にも、庭の真ん中に蹲踞が配されていた記憶が・・・・。
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「白虎」に相当する西庭「虎靠山の庭」。こちらは限られたスペースに作られた坪庭のような雰囲気 → 一華院の坪庭
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「玄武」に相当する北庭「彷彿石庭」は一転して開放的な、現代の枯山水。北側とは思えない明るさが印象的でした。
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こちらの庭にもちゃんと手水鉢が設置されてますね。
自分が訪れたときは、南庭よりもこちらの庭をずっと眺めている人が多かったのが印象的でした。
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玄関前の庭は「青龍」。黒松を龍に見立てているそうです。
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一華院は東福寺臥雲橋のすぐ近く。日当たりが良い木々は既に紅葉していました。
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