銀閣寺(慈照寺) 東求堂と錦鏡池 雪の銀閣寺 MAP 京都の庭園 名刹十撰  







銀閣から東求堂(とうぐどう)までつながる錦鏡池(きんきょうち)。銀閣の前よりも開放的な雰囲気に









池の水面に照り映える東求堂。一見すると普通のお堂ですが、書院造り、四畳半茶室の源流とされる貴重な遺構です(戦後最初の国宝指定)。
東求堂を取り巻く庭園の造形は、計算され尽くされているような緻密で引き締まった印象






東求堂の東側はちょっとした露地風の作りになっており、曲線を使った遠近法で奥行きを感じます。









東求堂を取り巻く錦鏡池にも名石が配され、ちょっとした場所に砂紋が描かれるなど、細かいところまで配慮された庭に









銀閣寺の庭は本当に緻密な造形で、
たとえばこの写真の石橋の「厚さ」一つとっても、この厚さでないとダメなような気がします。厚すぎず、薄すぎず。
適材適所に名石が置かれ、すごく引き締まってる感じが気持ちいいです。
例えば、少しずれている額縁をちゃんとまっすぐに直した時のような感覚に近い満足感(?)が得られるというか・・・。










東求堂と方丈の空間につくられた坪庭。特徴的な形状の手水鉢が目を惹きます。






方丈の中にも庭があるようですが、こちらは拝観区域外になってます。










錦鏡池に水を運ぶ小さな滝、洗月泉









苔寺の枯滝に通じる、茶室「漱蘚亭(そうせんてい)跡の石組みと、横の湧水「お茶の井」









境内は苔に覆われている場所が多く、そういう面でも苔寺とよく似ている雰囲気になっています。

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