
方丈中庭「潮音庭」 茶室「東陽坊」「清涼軒」

花頭窓から観る方丈前庭「大雄苑」(だいおうえん)。
方丈は1599年に安国寺(広島県)から移築されました。詳しくは建仁寺のホームページへ


方丈前庭「大雄苑」は、これぞ禅刹!と思えるほど、端正な枯山水


さらに「大雄苑」の名に相応しく、とても雄大で、洋々とした広がりを持っています。


砂に描かれた文様はシンプルですが、とても上品

冬の建仁寺は、なぜか太陽がとても気持ちいい。どこのお寺もたいてい南向きで、同じ造りなのですが、
建仁寺は特に暖かさを感じます。晴れた日の方丈で、庭を観てると気分はふわふわ、身体もぽかぽか

玄関の甍と白砂、雨に烟る緑――。雨が降ると、また異なる趣

石と砂と緑の向こうに見える法堂の甍。現実から、墨絵の世界に誘ってくれる光景です。

方丈では、現代アートの展示も(何の催しか失念)。伝統的な空間と現代美術の融合は、まさに京都ならでは。
現代アートを手放しで褒めることがかっこいい!と勘違いしている人も居ますが、
伝統文化との競演は何らかの共通性があってこそ、
その価値が高まるのではないでしょうか(建仁寺のこの展示は良かったです!)

中庭(潮音庭)と茶室「東陽坊」「清涼軒」
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