ホテル雅叙園東京  (東京都目黒区)  東京・関東の庭園  MAP  トップページ

  



意外に近い場所に住んでながら、一度も訪れたことがなかった目黒の雅叙園。とにかく「豪華さ」で有名ですが、枯淡な味わいの露地風の庭も












石塀と白砂に囲まれた空間に設えられた蹲踞(つくばい)。湯涌石や手燭石なども配された本格的な作り









館内から眺める枯山水の庭。枯流れの黒い石、館内に外の景色に合わせて敷き詰められた紅い石も美しく






屋内に姿を現す茅葺き屋根の建物は、日本料理レストラン「渡風亭」。館内のスケールの大きさで、渡風亭はミニチュアのように見えますが・・・・。









ホンモノの水が流れ、 茶室の待合もある本格的な日本庭園に囲まれています。









近づいてみると屋内とは思えない石組みや植栽






細かいところまで、手入れが行き届いています。









日本庭園の他にも本格的な滝や西洋庭園もあり、まさに大都会の中の癒やしのスポット。ですが、やはり雅叙園は・・・・









この豪華絢爛さはもう圧倒的な迫力ですね。






花の生け方、水の音――。豪華さの中にもちゃんと「品格」を漂わせているのはさすが。









圧巻はトイレと百段階段。
トイレの中に池があって、橋まで(笑)。ここまで徹底した豪華さには脱帽です。天井の扇の絵も美しい。













百段階段は、百段の階段(実際は99段。敢えて未完の形にするため)の途中にさまざまな趣向を凝らした部屋があります。
どの部屋も豪華なのですが、欲を言えば、常に開催されている部屋でのオブジェ展示がない方が個人的にはいいかな。部屋本来の良さを楽しみたい。







【撮影後記】

雅叙園に関してインターネットで調べてみると、悪趣味と書いている人もちらほら。
豪華絢爛=野暮と判断することがかっこいい! 俺は玄人だ!と思ってるような、短絡的な人たちが意外に多いんですね。
ここまで徹底した豪華さを、「全国でもまれな和風アミューズメント」ととらえられない、狭い感覚が悲しい限り。
日光の東照宮と並んで悪趣味、と書いてる人は、東照宮の本来の素晴らしさをわかってるんだろうか(笑)。
金閣寺もこのような人たちのやり玉によく挙がりますが、金閣寺を池泉の中の一部と捉えると、決してそういう見方はできないと思うんですけどね。

あと、失笑したのが自称江戸っ子の「本来の江戸の粋ではない」という意見。
吉原に花咲いた豪華絢爛な文化も江戸の素晴らしい文化、雅叙園はその伝統を立派に引き継いでいると思います。
反対に「床の間にごちゃっとモノを並べる」お店が下町に多いことは野暮ったくないのでしょうか。
こういう意見の人たちに、それも江戸の「粋」なのかどうか聞いてみたい。

閑話休題。
雅叙園は基本的に撮影はどこもOKで、スタッフの方々のサービスも完璧でした。
豪華さだけではなく、静かな石庭もあり、滝も流れる雅叙園。日常の憂さをひととき忘れさせてくれる貴重な場所です!
この雅叙園を創りあげた細川力蔵氏に敬意を表して――。





滝の裏側から。豪快な水音と流れが涼感を誘います。




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