鹿苑寺(金閣寺) 鏡湖池庭園 蓬莱島と出島  MAP  English 禅の庭 



京都の庭園 池泉庭園 臨済宗相国寺派 金閣寺庭園(出亀島と入亀島、龍門滝) 茶室夕佳亭など 雪の金閣寺 




京都だけでなく、日本を代表する世界遺産の金閣寺。
室町幕府三代将軍の足利義満がつくった別荘(実質的には当時の政治の中心)でしたが、義満没後に臨済宗の寺院とされました。
銀閣寺も金閣寺と同じく、相国寺派に属しています。









受付を過ぎて視界に金閣が飛び込んできたときの美しさは、まさに「息を飲む」という表現にぴったり。
金閣を鏡湖池(きょうこち)の一部として観ると、さらに金閣寺の素晴らしさに気付きます(金閣の前の島は蓬莱島=葦原島)。









鏡湖池のメインとなる蓬莱島(葦原島)。
向かって左の斜め上を向いた石は名石とされる「細川石」、右側には三尊石があります(手前に1個の石―礼拝石―があるので、4個の石で構成されています)。






金閣(舎利殿)から観る葦原島。細川石がかなり傾いていることが分かります。絶妙な角度






三尊石と細川石が葦原島最大の見どころとなっていますが、個人的には島の真ん中付近に立つ傾いた石灯籠に惹かれました。









どの庭でもそうなのですが、「人工」の燈籠を置くことで、自然とは異なる「ひとが造った庭」の良さが際立つと自分は思っています。






雪が残る葦原島はまさに中国の水墨画の世界・・・・・






池泉庭園で多用される鶴島と亀島。奥の石灯籠は「出島」(西側から鏡湖池に突き出た部分)に立っています。









葦原島の三尊石から出島を望む風景






鏡湖池の「主役」、金閣(舎利殿)は一層が寝殿造(法水院)、二層が武家造(潮音洞)、三層が禅宗仏殿造(究境頂)の三層で構成されている――とのことです。






その金閣の東側に配された夜泊(よどまり)石。神仙思想の蓬莱島に向かう舟を表したもので、池泉庭園ではよく見られるアイテムです。
金閣寺の夜泊石は本当に海に浮かんでいるような感じに。

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