上野東照宮 金色殿と祈りの庭 東京の庭園 MAP (東京都台東区) |
|||||||||||||
徳川家康を祀る神社「東照宮」は日光が有名ですが、幕府のお膝元である東京でもここ上野に建立されました。 日光東照宮や大猷院と同様、金色殿(社殿)は金をベースにした豪華絢爛の世界。息を呑む黄金の美しさ・・・。 その金色殿とは対照的な雰囲気を持つ沈思黙考の場として、樹齢600年の大楠を中心とした「祈りの庭」が作られました。 「静心所」は、ご神木の楠を眺めながら心を静めるために作られた建造物。 靴を脱いで庭を眺めながら、沈思黙考できるスペースになっています。 静心所から観る大楠の木と祈りの庭。 頭の上まで覆われた斜めの屋根は東照宮拝殿を敬うことを意識して作られたとか。 視界が狭まることで、かえって庭と自分の意識の中に広がりを感じられる気もします。 静心所から観る神符授与所と旧寛永寺の五重塔 このシンプルで美しい庭は、中村拓志&NAP建築設計事務所が設計しました。 ホームページには、こちらの庭に関する詳細な説明が掲載されています。 静謐な雰囲気に満ちた庭は、豪華絢爛な社殿と対照的。庭、社殿ともにいっそうその美しさが引き立ちます。 静謐の庭を過ぎて境内に入ると、そこは金色の世界 黒と金色がベースになっているため、豪華でありながら、簡素な美しさ。訪れた日は冬の曇天だったのですが、 太陽の光を浴びているときはさらに美しく輝いているのかもしれません。 唐門は豪華さの中に緻密な装飾が施された工芸品のような美しさ。詳細な説明は公式ホームページに掲載されています。 大猷院の建造物と同じようにずっと眺めていても飽きません。彫刻はもちろん、透かしも美しいですね。 透塀(すきべい)も東照宮関連の建築に特徴的な存在です。 唐門の前で参拝する人が多いようなので、境内は比較的空いていました。 都心で徳川建築独特の美しさを堪能できる貴重な場所で、お勧めです。
|
|||||||||||||
Copyright © Goto.N. All Rights Reserved |