泉涌寺別当 来迎院庭園「含翠庭」    京都の庭園 京都の茶室 50音順一覧 MAP   雲龍院  善能寺
 










大石内蔵助ゆかりの茶室「含翠軒」で有名な来迎院。苔が美しいひっそりとした庭園です。







かなり前に訪問した時は全く茶室や露地に興味がなく、記憶も曖昧だったので、あらためて初冬に訪れました。












客殿内の茶室。六畳だったと思うのですが、障子から入る陽射しの美しさに見とれて、記憶がまたしても曖昧に。






こちらは大石内蔵助が建立したとされる茶室「含翠軒」






大正時代に補修されたようですが、扁額は内蔵助の自筆だそうです。










含翠軒周囲の露地






苔むした蹲踞(つくばい)に歴史を感じます。






客殿の一部を利用して、含翠軒の腰掛待合が作られています。









客殿と含翠軒の前は一面の苔庭。自然を活かした素朴な作りですが、さりげなく石の上に置かれた青銅の行灯には菊の紋。
雲龍院と同様、泉涌寺と皇室のつながりの深さを感じます。






素朴な庭ですが、地方のような鄙びた雰囲気はなく、枯淡な味わいを残す静寂な雰囲気。
小泉元首相が訪れたとの新聞記事を見たことはありましたが、泉涌寺に参拝した皇族も訪問することがあるのかもしれません。






来迎院は、この橋を隔てて善能寺と向かい合っています。




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