桜鶴苑 (旧「看松居」) 玄関と露地  桜鶴苑の池泉庭園   南禅寺界隈の庭園





桜鶴苑の入り口は順正の隣、南禅寺の参道から少し入ったところ。
アプローチが少し曲線を描いているため、実際の距離以上の奥行きを感じさせます。










かつての豪商(山中定次郎)の本邸、そして今の高級料亭、結婚式場にふさわしい格調高い玄関。
中に入ると、背の高い特徴的な剪定が目を惹きます。









玄関の概観と館内からの風景。京都の料亭に共通しますが、
ちょっとした箇所でも和の美しさを感じられるよう、細かい部分まで配慮が行き届いた造りになっています。










館内につくられた小さな坪庭にも、歴史を感じさせる石燈籠










案内された個室から眺める庭はまさに「額縁の庭」。
外には履物が置いてあり、部屋からも庭を散策することができます。岬灯籠が見事な存在感










玄関から池泉庭園に向かう途中には茶室と露地






この部分は、七代目小川治兵衛よりも、茶室建築に詳しかった木津聿斎(いっさい)の影響が強いのかもしれません。
木津聿斎に関しては、こちらのサイトに詳しい研究の成果が掲載されています。






桜鶴苑には、露地を中心に歴史を感じさせる石燈籠やいくつかの手水鉢が置かれています。









公式リリースによると、手水鉢のいずれかは小堀遠州が所有していたそうですが、果たしてどの手水鉢がそうなのか。






露地を抜けると、本館と池泉庭園へ。目の前に七代目小川治兵衛が作った「五感で感じる庭」が拡がります。



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