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對龍山荘庭園 ―圧巻の紅葉―

對龍山荘トップページ 對龍山荘主屋(對龍台) / 南禅寺界隈の別荘庭園 京都の庭園 50音順一覧 新緑の京都

これまでごくたまに行われる特別限定公開を除いて、一般客に堅く扉を閉ざしてきた對龍山荘(料亭菊水の向かい側)。
ニトリの似鳥会長の英断で、ようやく一般公開されることになりました。
以前から名園の評判は聞いていましたが、実際に訪れてみると想像以上の美しさ!
ちょうど訪れた時期には紅葉も真っ盛り。まず紅葉の風景を中心にここで對龍山荘見学の記録を残しておきます。


2024年にはまだ開放されていなかった對龍台の中から観る2025年の紅葉。
書院の障子と窓枠、欄干が額縁効果となり、屏風絵のような美しさ



庭園に入ってすぐに視界に飛び込んでくる池泉庭園「大池」の雄大な風景。
木々の高さも見事に調整され、借景となる東山がしっかり見えるように工夫されています。
1番上と3番目の写真は2025年の夕刻、2番目の写真は2024年の正午過ぎ。
紅葉の色づきは24年の方が美しかったですが、時間的には東山が西日に照らされる夕刻の方が庭園そのものはさらに美しいです。


大池の紅葉の圧巻は大滝の周辺(2024年)。
風車と小舟という日本の原風景に降りかかる紅葉の美しさは「息を呑む」という言葉がぴったり。



いつもの季節なら緑一色の庭園(それはそれで美しいと思いますが)に紅葉が加わり、華やかな庭園がさらに艶やかに



紅葉そのものの美しさは、ここ四阿(あずまや)と芝生広場の周辺が最高だったかもしれません。


遠景の紅葉も緑との対比が美しいですが、近くで見ると酔うほどの紅色に圧倒されます。


2025年に最も美しいと感じたのは、西日に照らされていた待月庵近くの紅葉

ドウダンツツジと紅葉に埋もれる石燈籠


園内はどこも紅葉を中心に鮮やかな、さまざまな色が織りなす見事な光景に


主屋から四阿に向かう小径に覆い被さる紅葉も見事でした。


大滝の方向から、紅葉越しに主屋や池に浮かぶ舟を見る風景 → 対龍台(書院)


対龍台(書院)の2階から観る庭園南部の風景も鮮やかな色が加わって華やかに



七代目小川治兵衛作庭の特徴を色濃く残す庭園南側。
芝生が広がる広々とした景観の中で紅葉がひときわ目立ちます。



陽光が池泉庭園に反射して庇にゆらゆらと光の水紋をつくりだす午後
予想以上の好天に恵まれたこともラッキーだったかもしれません。
紅葉や黄葉だけでなく池の水面も煌めき、旧居室「聚遠亭」の庇には池から反射された陽光がゆらゆらと。


聚遠亭の内部から観る庭園の風景。額縁効果もあり、屋外で眺めるときと少し印象も美しさも変わります。


對龍山荘は、桂離宮と同じようにどこも写真の被写体になる見事な庭園。
その至るところで紅葉や黄葉が景色を彩り、本当にどれだけ居ても飽きない素晴らしい名園でした。
これまで見学した七代目小川治兵衛の庭はどこも美しいですが、
對龍山荘はその中の白眉でしょうね。七代目小川治兵衛が作った桂離宮並みの庭園と思います。


對龍台の軒下でも楓が色づき、對龍山荘ならではの個性的な光景に

2025年は昨年に比べて色づきがバラバラで、既に楓が散り果てている場所も。ただこの敷き紅葉も限りなく美しかったです。
年によって紅葉の色づく時期や色合いが異なるのも、それはそれで日本的な季節感の楽しみかもしれません。

紅葉の風景 

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