對龍山荘庭園 ―圧巻の紅葉―  

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これまでごくたまに行われる特別限定公開を除いて、一般客に堅く扉を閉ざしてきた對龍山荘(料亭菊水の向かい側)。
ニトリの似鳥会長の英断で、ようやく一般公開されることになりました。
以前から名園の評判は聞いていましたが、実際に訪れてみると想像以上の美しさ!
ちょうど訪れた時期には紅葉も真っ盛り。まず紅葉の風景を中心にここで對龍山荘見学の記録を残しておきます。






庭園に入ってすぐに視界に飛び込んでくる池泉庭園の雄大な風景。
木々の高さも見事に調整され、借景となる東山がしっかり見えるように工夫されています。









大池の紅葉の圧巻は大滝の周辺。
風車と小舟という日本の原風景に
降りかかる紅葉の美しさは「息を呑む」という言葉がぴったり。













いつもの季節なら緑一色の庭園(それはそれで美しいと思いますが)に紅葉が加わり、華やかな庭園がさらに艶やかに






ドウダンツツジと紅葉に埋もれる石燈籠









園内はどこも紅葉を中心に鮮やかな、さまざまな色が織りなす見事な光景に









遠景の紅葉も緑との対比が美しいですが、近くで見ると酔うほどの紅色に圧倒されます。












紅葉そのものの美しさは、ここ四阿(あずまや)と芝生広場の周辺が最高だったかもしれません。









主屋から四阿に向かう小径に覆い被さる紅葉も見事でした。









大滝の方向から、紅葉越しに主屋や池に浮かぶ舟を見る風景 対龍台(書院)












七代目小川治兵衛作庭の特徴を色濃く残す庭園南側。
芝生が広がる広々とした景観の中で紅葉がひときわ目立ちます。













陽光が池泉庭園に反射して庇にゆらゆらと光の水紋をつくりだす午後
予想以上の好天に恵まれたこともラッキーだったかもしれません。
紅葉や黄葉だけでなく池の水面も煌めき、旧居室「聚遠亭」の庇には池から反射された陽光がゆらゆらと。










對龍山荘は、桂離宮と同じようにどこも写真の被写体になる見事な庭園。
その至るところで紅葉や黄葉が景色を彩り、本当にどれだけ居ても飽きない素晴らしい名園でした。
これまで見学した七代目小川治兵衛の庭はどこも美しいですが、
對龍山荘はその中の白眉でしょうね。七代目小川治兵衛が作った桂離宮並みの庭園と思います。







庭園全体の詳しい紹介はまた改めてゆっくりと――。
取り急ぎいまの季節に間に合うよう、紅葉の風景に焦点を絞り、このページを作成してみました

※なおこのページでは、写真に関していっさい色や彩度の加工をしていません。




  2024年12月の紅葉の風景   


       
 大徳寺興臨院    大徳寺芳春院など
     
       
 醍醐寺三宝院    大徳寺真珠庵




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