母屋からも眺める庭はまさに額縁の絵のごとく美しく、街中とは思えない別世界
明治の元勲の住居にしては簡素な佇まいの母屋。内部もシンプルなつくりに
薮内流の「燕庵」を原型として作られた茶室
茶室周りの露地と風格のある石灯籠と蹲踞(つくばい)
苔庭に建つこの可憐な灯籠の姿に魅せられました・・・・・。
無鄰菴の玄関とその周囲に作られた露地
無鄰菴には洋館も建っています。中は展示館のようになっており、山県有朋と小川治兵衛の紹介も。
山縣ら明治政府の首脳が近代日本の針路などを話し合った洋館の内部
近代の庭園に大きな影響を与えた小川治兵衛と山県有朋に敬意を表して。
二人の詳細な経歴はこちらのページに記載されています。
個人的なことですが、自分の大学時代の論文が「山県有朋と官僚制」でした。
伊藤博文ほど世間的には有名ではないものの、伊藤以上に権力を振るった山県という政治家に興味を持ったのがきっかけです。
当時はもちろん庭のことには全く関心がなかったのですが・・・・。
何年かを経て、まさか大学時代に論文の主題に選んだ人物に再び庭を通じて大きな関心を抱くとは思ってなかったです。
その時に読んだ、岩波新書の「山県有朋」(岡義武著)には山県の作庭に関する記述もあるので、お勧めです。リンクはアフィリエイトではありません。内容のご参考に。
→無鄰菴の主庭
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