高瀬川源流庭苑 (がんこ高瀬川二条苑) 



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高瀬川源流庭苑の主庭

角倉了以の別邸、山縣有朋の「第二無鄰菴」などを経て、現在は「がんこ高瀬川二条苑」の庭園になっています。

小堀遠州が作庭した後、七代目小川治兵衛が改修した名園です。






高瀬川源流庭苑の坪庭、露地

高瀬川源流庭苑には露地風の庭も至るところに






夜の高瀬川源流庭苑

夜間照明は昼間の美しさとはまた異なる艶やかさ、華やかさ





山縣有朋は、この庭が少し狭いとの理由で南禅寺の近くに第三無鄰菴(現在の無鄰菴)を設けたとのことです。
そのように決して広い敷地ではないのですが、一歩進むごとに水と石がつくり出す風景が微妙に変わり、無限の広さを感じさせてくれます。
山縣が手掛けた庭は他に東京の椿山荘、小田原の古稀庵などどこも名園ですが、個人的にはこの高瀬川源流庭苑がいちばん好きかな。
高瀬川はこの庭園から木屋町通に抜け、廣誠院の横を通り、三条四条の繁華街を流れていきます。
廣誠院をつくった元薩摩藩士の伊集院兼常が、長州閥の巨頭だった山縣有朋と交流があったという史実も最近知り、改めて歴史の面白さを感じます。



   
廣誠院  第三無鄰菴(現在の無鄰菴)
   
   
古稀庵  椿山荘 
   



この庭園を大切に保存され、無料で公開されている「がんこ高瀬川二条苑」に心からの敬意を表して

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