高台寺十牛庵 本館庭園 → 十牛庵玄関とアプローチ

京都の庭園 地図 坪庭・露地 高台寺界隈の庭 料亭の庭

本館で案内された客室から眺める見事な庭。木々も色づき、思わずため息が出るほどの美しさ

窓枠を額縁とした庭園。
完成された美は七代目小川治兵衛の作庭時から、その後の所有者が丁寧に手入れされてきた努力の賜ですね。

縁側から眺める庭。ありきたりの形容では到底表せない絶景が目の前に広がります。


庭の片隅につくられた露地風の庭。
橋杭型の手水鉢、美しい苔、時の歩みを刻み込んだ名石の風合い――完璧な和の深い味わいがにじみ出る世界


庭の正面には崖の斜面を利用した豪壮な石組み


写真では見えにくいですが、この石燈籠の後ろ、松の葉で隠された部分に、植治の庭に特徴的な滝組が作られています。
月日を経た雪見灯籠と名石がつくり出すこの一画はまさに水墨画の世界。



別の部屋から観る庭の一画。苔と蹲踞(つくばい)の形の見事さに見とれてしまいました。


楓の色づきも微妙に異なり、グラデュエーションが絶妙

この沓脱石は、名石の鞍馬石でしょうか。

ここで紹介した十牛庵の庭は全体の一部。今回訪れた時は他のお客さんがいらっしゃったので撮影できませんでしたが、
次回は大広間からの光景や茶室周りの露地をぜひ拝見したいです。
ここでは庭の説明だけに特化しましたが、料理のお味は言うまでもなく絶品で、サービスも最高級のおもてなしでした。
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