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天橋立を越えると、建物としては最初のクライマックス、松琴亭。
この完璧な構図がつくり出す美しさはさすが日本庭園の最高峰・・・・
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州浜の先に置かれた岬灯籠、一枚石の橋、茅葺入母屋造りの簡素な母屋――。
ずっと眺めていたい絵葉書のような風景です。
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限られた時間で松琴亭と天橋立の全てを鑑賞し尽くすことは到底不可能ですが、
池に浮かぶ選び抜かれた石の形や配置がつくりあげる風景は本当に印象的。これが日本の美しさ、ですね。
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石灯籠や護岸も完成された構図ですね。
直線的な護岸は、この庭を造ったとされる玉淵坊と関係が深かった小堀遠州の影響でしょうか。
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松琴亭は簡素な造りですが、観る角度によっても印象が見事に変わります。
離れた場所から眺める正面は雅やかで静かな印象ですが…。
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茶室の躙口(にじりぐち)がある北東側から眺めると、田舎の素朴な茅葺きの家のようなイメージに
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長めの廂(ひさし)を支える自然木の柱
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松琴亭東側の石橋(白川橋)。江戸時代の作庭ということを考えると、直線的で斬新な意匠
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石橋の奥には、木立の中には四阿(あずまや)、「卍亭(まんじてい)が建っています。紅葉が美しい区域です。
「卍亭」は参観コースに含まれていませんが、
松琴亭に向かう途中、石橋の周辺から確認できます(石橋の上では撮影禁止です)。
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松琴亭から「卍亭」に向かう苔の飛び石。深山に入っていくような感じがいいです。
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松琴亭から書院と月波楼を望む風景
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こちらは月波楼と住吉の松(衝立の松)を眺める構図
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松琴亭は庭園の各所から見えるように配置されています。書院から眺める松琴亭と天橋立
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衝立の松から望む松琴亭
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松琴亭と対照的な茶屋、月波楼から。
ガイドの方の説明によると、松琴亭は「冬」、月波楼は「秋」、賞花亭が「春」、笑意軒が「夏」の茶室とされています。
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松琴亭を取り囲む風景を映し出す鏡のような水面
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外観は茅葺入母屋造りの簡素な造作ですが、内部は一転して斬新なデザイン、
この対照も一見の価値ありです(内部については「松琴亭内部」を参照してください)。
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松琴亭を取り巻く露地風の庭も計算された作りになっています。
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